不動産査定とは
この不動産査定についてご紹介していきます。
目次
- ○ 不動産査定は主に2種類
- ・簡易査定(机上査定)
- ・訪問査定(詳細査定)
- ○ 不動産査定の流れ
- ○ 不動産査定におけるポイント
- ・築年数
- ・家の状態
- ・建物の外装
- ・土地の状況
- ・周辺環境
- ・市場状況
- ○ 不動産査定を依頼する際の準備について
- ・自分でも周辺の相場を調べておく
- ・住宅ローン残高を確認しておく
- ・必要な書類を準備しておく
- ・リフォーム履歴や修繕が必要な箇所を確認しておく
- ・隣地との境界について確認しておく
- ○ 納得できる査定結果を出してくれる不動産会社を選びましょう
不動産査定は主に2種類
不動産査定には主に以下の2種類の方法があります。
・簡易査定(机上査定)
・訪問査定(詳細査定)
いずれも一般的には無料で不動産査定を行ってくれます。
それぞれ、解説していきます。
簡易査定(机上査定)
簡易査定とは、机上査定とも呼ばれます。
電話やインターネットで査定の依頼を受け取った不動産会社は、立地や土地の大きさ、マンションの場合は方角や階数などから査定価格を算出します。
実際に物件を見ないため、査定の精度が低くなることが多いです。
従って、簡易査定はおおよその売却価格を知りたいという方に向いています。
訪問査定(詳細査定)
訪問査定とは詳細査定とも呼ばれ、机上査定と同じ査定を行った後、現地で実際に物件を見て細かく査定を行う方法です。
調査時間は主に1時間程度です。
簡易査定と比べて、より精度の高い査定となりますが、その分、訪問査定は結果が出るまで1週間ほど時間がかかることが多いです。
不動産会社と媒介契約を結んで売却価格を決める際には、この訪問査定での査定価格を用います。
具体的に売却を考えている場合は訪問査定を依頼すると良いでしょう。
不動産査定の流れ
不動産査定において、依頼から査定結果を聞くまでの流れは主に下記の通りとなります。
1.複数の不動産会社に不動産査定を依頼
2.簡易査定の結果によって訪問査定を依頼
3.訪問日時の決定
4.現地調査
5.査定結果を聞く
この流れの中で、売却を任せる不動産会社も選ぶことになりますので、不動産会社の対応なども併せて確認しましょう。
不動産査定におけるポイント
不動産査定では査定の評価に関わる、いくつかのポイントがあります。そのポイントについてご紹介します。
築年数
まず1つ目は築年数です。
築年数によって建物は売却価格が変わってきます。
木造の一戸建ての場合は、築10年で新築物件の半分ほどの価値になる傾向があります。
築20年であれば、新築物件の1割程度の評価になることが多いです。
さらに、築30年を超えると建物自体の価値はほとんどなくなりなり、「古家付きの土地」と評価されます。
家の状態
家の状態も査定額を左右する評価ポイントの1つとなります。
水回りの劣化具合や壁や床などの状態、床暖房や太陽光発電などの最新設備があるかどうかも評価を決めるポイントです。
建物の外装
建物の外装も評価の対象となります。
訪問査定の際に外装が劣化していないか、破損があるかどうかなど、細かくチェックされます。
土地の状況
土地の状況も重要なチェックポイントです。
日当たりはよいか、眺望はよいか、使いやすい土地であるかどうかなど、念入りに土地の状況が調査されます。
周辺環境
家の周辺の環境も査定のポイントとなります。日常生活を送るにあたり、スーパーや商店街が近くにあるか、学校や病院との距離はどうかなども調査されます。
暮らしやすいエリアであれば、やはり不動産査定の評価は高くなります。
市場状況
物件の状態に加えて、不動産市場の状況にも不動産査定は左右されます。
株価が家の売却価格に影響を与えることもあります。株価の変動によって売却価格が安くなる可能性があるため、株価動向も注視しておくと良いでしょう。
不動産査定を依頼する際の準備について
ここまで不動産会社の査定についてご紹介しましたが、不動産査定を受ける際にしておくと良い準備について、ご紹介します。
自分でも周辺の相場を調べておく
不動産査定を行う前に、自分である程度の相場を調べておくと良いでしょう。
下記のサイトからも調べることができます。
住宅ローン残高を確認しておく
住宅ローンを借り入れている不動産を査定依頼する場合は、ローンの返済額がいくら残っているかを確認しておきましょう。
必要な書類を準備しておく
査定に伴い、不動産会社から書類の貸出を求められます。
不動産査定を依頼する不動産会社によって書類の種類は異なりますが、主に下記の書類を求められます。
登記済権利証(または登記識別情報通知書)
本人確認書類(身分証)
住宅ローンの残高証明書または返済予定表
固定資産税納税通知書
リフォーム履歴や修繕が必要な箇所を確認しておく
外壁塗装を含め、リフォームをいつ実施したか控えておきましょう。
不動産査定の評価に繋がります。
キズや水回り、シロアリ被害などをメインに修繕の必要の有無を確認しておきましょう。
隣地との境界について確認しておく
隣地との境界線は後のトラブル防止においても非常に重要となります。
手元に確定測量図がない場合は、売却までに「確定測量」を実施する必要があります。
土地家屋調査士に依頼して土地の境界を確定させておきましょう。
納得できる査定結果を出してくれる不動産会社を選びましょう
以上、不動産査定についてご紹介しました。
不動産売却に向けて必須となる不動産査定。
不動産売却のパートナーとなる不動産会社選びにも結び付きます。
納得できる査定結果を出してくれる不動産会社を選んで、売却を行いましょう。