売却価格は下がる?買取保証を利用する前に知るべきこと | 糸島の不動産屋BAYLEAF

売れ残ってしまったときに不動産会社が最終的に買い取ってくれる仕組みは安心感がありますよね。
でも、実際には市場価格より安くなるケースが多いのも事実です。
今回は「買取保証制度」を利用すべきか、それとも通常の売却活動を優先すべきかについて、メリットと注意点を分かりやすく解説します。
目次
「買取保証」や「下取り制度」とは?
不動産会社の広告で「下取り制度あり」「買取保証つき」などと書かれているのを
見たことがある方もいるかもしれません。
これは、家を市場に出して一定期間売れなかった場合に、
不動産会社があらかじめ決めた価格で買い取ってくれる仕組みです。
「売れ残ったら困る」という不安を和らげてくれる“保険”のような役割を持っています。
買取だと売却価格が下がる!?
多くの方が気になるのは「買取保証を利用すると価格は下がるのか?」という点だと思います。
結論から言うと 下がります。
理由はシンプルで、不動産会社も買い取った物件を市場で再販売する必要があるからです。
再販売で利益を出すためには、どうしても市場価格より低めに買い取らざるを得ません。
つまり「早く確実に現金化できる」メリットと引き換えに、
「売却価格が下がる」というデメリットがある、ということになります。
こんなケースでは買取保証が役に立つ
「じゃあ利用する価値がないのか?」と思うかもしれませんが、そうとも限りません。
買取保証が役立つのは、主に次のようなケースです。
・転勤や住み替えなどで売却期限が決まっている場合
・相続した家を早めに処分して現金化したい場合
・資金計画のために「いつまでに必ず売りたい」という明確な事情がある場合
このような状況では、「売れない場合には不動産会社が買い取ってくれる」
という安心感が大きな助けになります。
通常の売却活動を優先しつつ、もしものときの保険として利用するのが良いかもしれませんね!
利用時に注意すべき不動産会社の特徴
注意したいのは、最初から「買取保証」の話を前面に出してくる不動産会社です。
売主との信頼関係ができる前から「うちが買い取りますよ」と持ちかけてくる場合、目的が“安く買い取ること”になっている可能性も考えられます。
本来なら「まずは通常の売却活動でできるだけ高く売る」ことが基本。
そのうえで「期限までに売れなかったら買取保証を利用する」という流れが安心です。
契約前に担当者の説明をよく聞き、
「売主の利益を第一に考えているかどうか」をしっかり見極めることが大切です。
後悔しないための不動産売却の考え方
不動産売却は、一生のうちでそう何度も経験するものではありません。
だからこそ「安心できる制度がある」というのは魅力的に映ります。
ただし大切なのは、制度そのものではなく 「自分の状況に合っているか」 という視点です。
少しでも高く売りたい → 通常の仲介での売却が向いている
期限までに確実に売りたい → 買取保証を検討する価値あり
このように目的によって選び方が変わります。
大事なのは「制度に頼る」ことではなく、
「信頼できる不動産会社と一緒に自分に合った売却方法を選ぶ」こと。
これが後悔しない不動産売却のコツです。
私たち株式会社BAYLEAFでも、売却に関するご相談をお受けしております。
些細なことでもぜひご相談ください!